(石)意志の国、(森)情緒の国

中国の名山、例えば黄山、泰山、峨眉山などに登ると、
山の頂上まで石畳の道がついている。
山上を巡る道も石畳になっている。 
山の上に廟をたて、石畳を敷く。
どこまでも人の意志によって石を持って切り開いたのだという事が実感できる。 

日本の山はどうだろう。
富士山、高野山、御嶽山など霊山と呼ばれる山には山頂に祠や立派な寺院があるが、
できるだけ自然を活かしながら周囲に溶け込むように造られているように見える。 

やはり中国は西欧と同じコンセプト、
あくまで自然を人が征服することに大きな意味を見出している。

これに対し日本は森を大事にし、
自然のなかにいかに溶け込むかに腐心しているようだ。 

石を大量に使用してその意思を表現する強烈な印象をうける。 
それに比べ、静けさ、安らぎ、調和を大切にしてきた日本人はやはり、
感性、情緒優先型の生き方が似合い、ここでも大きな違いを発見する。 

写真は黄山上の石の回廊である。
本当に断崖絶壁に石段を組み、道を開く、人の意志の強さを思わざるを得ない。

JF

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